「ブラタモ」気分で御座替祭をウオッチしてみる!

御座替祭って?

4月1日は筑波山神社の御座替祭(おざがわりさい)。
春は4月1日、秋は11月1日に執り行われるこの祭は、筑波山神社でもっとも大切な祭礼だ。

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筑波山の初詣、渋滞避けて地球に優しく

ことしもいよいよ押し詰まってきました。
初詣で筑波山にお参りに行かれる方に、ひとつの提案。
自動車は山麓まで、歩いてみましょう!

「えっ! 寒いし何で?」と思われるかもしれません。
筑波山への自動車道(筑波山口~筑波山神社入口~つつじケ丘)は
年何回は大渋滞を起こします。
ゴールデンウイーク、10~11月の紅葉シーズン、そしてお正月3が日。
渋滞がひどい時は、麓から神社入口まで2時間という場合も。
たいがい渋滞に巻き込まれると、「二度と来ない!」と思います。
ひととして、それが普通です。

で、提案が渋滞に巻き込まれず、人混みもまあまあ回避して
古き良き筑波山情緒を満喫する方法が「歩く」です。
さいわい1月1日(金)の茨城県南の天気予報は「晴れ時々曇」で
最高気温は12℃とまずまずのようです。

さあ、「歩く」モード高まってきましたね。
※紹介する画像は2014年1月撮影

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2015年の気候(後半:7~12月)

日本気象協会の「観測」の「過去天気」を見ながら振り返る
2015年の気候。
前半は、つくばで4月の大雪、6月の短時間での集中豪雨と
「荒れ模様」が出始めていた。

後半の7月から9月にかけては夏。
気象庁発表のエルニーニョ現象による冷夏のイメージは
・次々と発生する台風
・東京で連続8日間の猛暑日が続いたなどの高温
と異例づくめだった。

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逆さ筑波山

2015年の気候(前半:1~6月)

12月といえば、1年を振り返る時期。
『ストーム・チェイサー-夢と嵐を追い求めて』を発行した2015年は
なんといっても、空との縁が一気に広まった年でもある。
その意味で、ストーム・チェイサーこと青木豊さんに改めて感謝。
そして、身近な問題として地球温暖化への関心を高めた年でもある。
ということで、2015年の気候を振り返ってみよう。

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問い[川にはさまれた地域に住むべきでない?]

平成27年関東・東北豪雨の鬼怒川堤防決壊について、
河川工学の高橋裕氏が10月14日(水)の毎日新聞でコメントを紹介したことを
私のFBでシェアしました。
それに対し、多々ご意見をいただきました。
なかで、ある方の以下のご意見に対し、
別の角度から考えてみたいと思います。
これは、個人を特定しての議論でなく、
私たちがだれもが持っているあるドグマ(思い込み)にかかわっていて、
それを克服することで、何かが生まれる可能性があるということを狙いとしています。

●鬼怒川堤防決壊の水害にたいするある方の意見

本来人が住むべきでないところに住んでしまっていたことが最大の過ちだと思う。
二つの川に挟まれた地域に住むこと自体だめだとおもう。

「2つの川に挟まれた地域は、本来人が住むべきではない」のか?

この問いは、どんな歴史の物差しを当てるかで見方が変わってきます。
2つの川に挟まれた地域は、当然、水害のリスク(危険)が高い地域です。
「なぜ、そんな危険な地域に人は住んで来たのか?」
という問いに置き換えてみます。そこから何が読み解けるのか?

IMG_1766

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暴れ川「鬼怒川」(2)-100年単位の変遷

鬼怒川の流路変更は、大きく分けて以下の5つがある。

①今の桜川の辺りを流れ、深い谷を作った時代=2.9万年~2万年前
②今の小貝川~利根川低地の辺りを流れ、深い谷を作った時代=2万年~6000年前
③今の鬼怒川の流れとなって、砂泥で谷を埋めた時代=6,000年前~300年前
④鬼怒川が利根川とつなげられた時代=300年前~130年前
⑤利根川水系の一部として管理される時代=130年前~

このうち、①から③までは、地球の大きな力により地形が変わることで川の流路が変わった動きで、時代の物差しで言えば1万年単位の出来事で、前回述べた。

今回は④と⑤の比較的新しい時代の流路変更について。

鬼怒川に限らないが、近世から近代にかけての河川は、治水や利水として人が川を利用するために流れをたびたび替えてきた。これにより、舟運が発達し、物流は大量に、安全に運べるようになった。
いわば、ひととの関わりで流路が変更された社会史的な動きで、数100年、場合によって数10年単位の出来事となる。

鬼怒川の流れ(結城市側から関城(筑西市)を臨む

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暴れ川「鬼怒川」(1)-1万年単位の変遷

災害に遭遇すると、ひとは理不尽な思いにかられる。
「なぜ私だけが?」と。
災害は、それを招いた気象条件、その土地や村落・都市などの環境条件、発生した時間帯などさまざまな条件が重なる。だから、災害の予測は難しい。
とくに、地球温暖化による激しい気象現象は、短時間で災害が発生する傾向にある。

防災、減災といわれる。
災害から身を護るには、最後は身一つ、自らの判断を信じるしかないと思う。
そのために、身の回りにどんな危険、リスクがあるかを知る必要がある。
そして、そのリスクを一人だけのものとしないで、地域で共有すれば、いざという時のリスク回避につながる。ただ言うはやすく、行うは難しではあるが。

2015年9月10日(木)に、鬼怒川の下流、常総市で左岸の堤防が決壊した。
1週間以上が経ったいまも、洪水域が残り、被災した方たちは避難所で過ごし、まだまだ災害のまっただ中におられる。
こうした中で、いささか慎みに欠けるかもしれないが、防災の観点から鬼怒川の川の歴史についてまとめてみた。

鬼怒川三坂決壊場所(googleクライスレスポンスより)http://goo.gl/1bA9co

鬼怒川三坂決壊場所(googleクライスレスポンスより)

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花野をそぞろ歩き

俳句をやり始めた頃、すっと体に入ってきた季語が「花野」だった。
どこか優雅な響きがあって、でも、絵空事ではない、実体を持ったことばとして。
それは、関東平野に来て、広大な花野の風景を見たからだ。

まず茨城県に来て、川の大きさに驚いた。
桜川や小貝川、鬼怒川、そして坂東太郎と呼ばれた利根川などの芒が生えた川原を歩いて、宮沢賢治の「風の又三郎」の世界が眼前に広がった。

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

宮沢賢治『風の又三郎』より

このフレーズ、花野ということばは出てこないけど花野がいい。

私の育った静岡県西部には日本三大急流の天竜川があるが、又三郎が降りてくるような花野は広がっていなかった。

桜川のススキ原

桜川のススキ原

花野のイメージ

お盆を過ぎると日が短くなり、いやおうなく黄昏(たそ・かれ)を意識する。
でも暑さは残っていて、なかなか秋が実感できない。
稲刈りが終わり、秋が深まってゆくとススキ(芒)が一面に花を咲かせる。

ススキの花といってもピンとこないかもしれない。
イネ科なので、イネ(稲)の花と同じく先っぽに小さな蘂(しべ)を垂らす。それが房になるので、花を咲かせたススキ原は見事。
花の咲いた芒原が秋の斜めの光に輝く様は、なんとも言えない。

輝きは芒のなかにゐる私

あまりうぬぼれないけど、芒の光る中にいると、小さな自分などどうでも良くなる。自分がこの世の中で一番なんだとうぬぼれた時の私の拙句。

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筑波山に「大蛇雲」が現れた

8月16日(日)、17日(月)、筑波山の山頂付近から南西側の山麓斜面にかけて横に長く尾を引くような巨大な雲が出現した。
この雲を青木豊は、『ストーム・チェイサー-夢と嵐を追い求めて』のコラム「わが故郷の筑波山とお天気」で「大蛇雲」と紹介している。

青木豊「大蛇雲」

『ストーム・チェイサー-夢と嵐を追い求めて』より、青木豊「雨引山から加波山にかけた大蛇雲」P110

まれですが、筑波山の西側では山頂付近に横長の雲が現れることがあります。これは、山が堤防の役目をしていることが原因で、山の東側でせき止められた霧があふれて頂を越え、山の西側に流れ込む過程で形成されます。俗に「大蛇(おろち)雲」と呼ばれる雲で、山の頂から中腹に懸かる横長の層雲(霧)が大蛇のように見えるため、そう呼ばれます。
『ストーム・チェイサー-夢と嵐を追い求めて』「わが故郷の筑波山とお天気」P108~109

9784901574105 続きを読む

「ゲリラ豪雨」を生んだのは誰?

梅雨明け十日というけれど
2015年の夏は、関東地方では7月19日(日)の梅雨明け以降、急な激しい雨に見舞われることが多い(今年もいうべきか?)。

たとえば、つくば市では、7月24日(金)の午後4時の1時間に41.5mmを観測。つくば市の気温は、正午32.1℃だったのが午後4時に24.1℃に下がった。同じ時刻、東隣の土浦市では29.5mmを観測。土浦市の気温は、正午31.8℃が午後4時に25℃に下がった。ただ、つくば市の西隣の下妻市は午後2時に2mm、午後3時に6mmだった。明らかに積乱雲によるごく限られたエリアの局地的な大雨だ。

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